メモフィールドを含むDBFをDOS版と共用する場合

ARAGOWで作成したDBF&DBTはdBXL1.5等では、タイプ違いという事でUSE出来ません。
そこで、回避策を提案致します

●DBF/DBTのCREATEは必ずdBXLやdBASE3で行って下さい。
●ポイントは、メモフィールドを含むDBFを作成したときに、00hが含まれてしまう
 ところに問題があるため、ARAGOWでは、絶対にヘッダの書き出しをさせないところが
 基本概念です。

●COPY TOで該当レコードを書き出す場合
<元:DATA1.DBF/DBT 先:DATA2.DBF/DBT>
SET SAFETY OFF
USE
COPY FILE DATA1.DBF TO DATA2.DBF
COPY FILE DATA1.DBT TO DATA2.DBT
USE DATA1
COPY TO WK.DBF FOR 条件〜
USE DATA2
ZAP
APPEND FROM WK.DBF
USE
ERASE WK.DBF
ERASE WK.DBT
上記の手順は、元ファイルしか存在しない場合の方法です。難点は、元ファイルの倍容量
のディスクを必要とするところです
そこで、レコード無しの見本DBFを用意し、目的側にCOPY FILEする事でも、対応可能です。
APPEND FROMの後ろで条件設定(FOR)が出来るのですが、ARAGO/DOS以降の拡張機能ですので、
混乱を避けるため使用しないほうが、無難でしょう。
(dBXL1.5ではOPENされていないDBへの条件設定は出来ないので)

●DBTが肥大化し、内容を整理する場合(定期的に実行が必要)
メモを編集し保存すると、前回のメモブロックはそのまま残され、DBTの最終に
あらたに追加されます。そのためレコードと関連付けされないメモブロックが残って
いってしまいます。COPY操作を行い書き出すと、連携の取れたメモブロックだけが複写
されます。このことを応用して、定期的にリフレッシュしてあげる方がディスク容量に
とって経済的です
<元:DATA1.DBF/DBT>
SET SAFETY OFF
USE
COPY FILE DATA1.DBF TO WK.DBF
COPY FILE DATA1.DBT TO WK.DBT
USE WK.DBF
APPEND FROM DATA1.DBF
USE
ERASE DATA1.DBF
ERASE DATA1.DBT
RENAME WK.DBF TO DATA1.DBF
RENAME WK.DBT TO DATA1.DBT

●DEFINE EDITORが便利です!
DEFINE_BROWSEとDEFINE_EDITORを定義すると、内容をリアルタイムで確認できます。
但し、ARAGO for Windowsで作成したDBF/DBTしか対応しませんので、表示直前にデータを
APPEND_FROMすると良いでしょう。
DEFINE_DEITORは、かなり便利な印刷機能も持っています。一度体感してみる価値はありそうです